肩こりとバストの関係
肩こりというと、肩周りの筋肉の緊張だけが問題になっていると考えがちですが、実はバストアップにも影響を与えることがあります。体には600以上の骨格筋があり、それぞれが互いに繋がり合っているため、一つの筋肉の状態が他の筋肉にも影響を及ぼします。肩こりが起こると、肩周りの筋肉が固まり血行が悪くなりますが、この状態が続くと肩に近い胸や脇の下の筋肉まで硬くなってしまいます。
胸周りの筋肉が硬くなると、大胸筋や小胸筋の動きが制限されるため、バストを支える力が弱くなります。その結果、バストが緩んだり、下垂したり、離れた位置にあるように見えることがあります。さらに、大胸筋のコリが原因で巻き肩になり、バストが下向きになることもあります。このような筋肉の硬化がバストトップを上げにくくするのです。
また、筋肉は血液をポンプのように押し出す役割も果たしているため、肩こりが続くと血行不良が生じ、バストに必要な酸素や栄養、ホルモンが届きにくくなります。これらの理由から、バストアップを目指すなら肩こりの解消が非常に重要です。
肩こりを改善・解消してバストアップを目指しましょう
1:肩こりにおすすめのストレッチ:肩甲骨はがし
ステップ1
両手をそれぞれの肩に置き、背泳ぎをするように肘を前回りに10回、後ろ回りに10回動かします。この時、肘からではなく肩甲骨周りの筋肉を意識して動かすようにしましょう。
ステップ2
肩幅に両足を広げて軽く膝を曲げ、45度ほど前傾姿勢になります。胸の前で両手を拳にして合わせ、そのまま左右に両手をゆっくり広げてから再び戻します。これを20回繰り返しましょう。広げた時に肩甲骨周りの筋肉が縮まり、戻った時に伸びるのを感じてみてください。
ステップ3
両腕を伸ばしたまま後ろで手を組みます。胸を張って背筋を伸ばし、腕を上下に10回ゆっくりと動かした後、上半身を左右に10回ひねります。
これらのエクササイズはとても簡単にできるので、トイレやお化粧直しの合間など、気軽に実践してみてください。
2:ブラを自分にあったものに変える
ブラサイズが合っていないと、体を締め付けることで肩や背中の血流が悪化し、血行不良を引き起こすことがあります。また、胸の重さを支えきれないと、肩や鎖骨に過剰な負担がかかり、これが肩こりの原因となることもあります。適切なブラサイズを選ぶことで、これらの問題を軽減し、肩こりの予防につながります。
3:スマホ・PCが手放せない方注意!正しい姿勢を意識する
スマホやPCが生活の一部として欠かせない方も多いですが、その使用方法には工夫が必要です。スマホを使う際に、腕を下げて画面を覗き込む姿勢が習慣化していると、目線が下がり、巻き肩になりやすくなります。その結果、バストが下向きになり、肩こりも悪化します。
PCを頻繁に使う方は、腕を前に出して作業するため、顎や顔を突き出す姿勢になりがちです。この姿勢では、頭を支えるために肩甲骨周りの筋肉が過度に緊張し、肩こりを引き起こす原因となります。
スマホやPCを使用する際は、姿勢や目線を工夫することで肩こりを予防できます。画面を目の高さに合わせ、肩をリラックスさせた状態を保つことが重要です。また、定期的に姿勢を変えたり、軽いストレッチを行ったりすることで、体の負担を軽減し、快適に作業を続けることができます。
4:2時間に1回は立ち上がる・体を動かす
首や肩の負担が増すため、面倒でも2時間に1度は立ち上がって体を動かすことが大切です。長時間同じ姿勢でいると、筋肉が緊張し、血流が悪化してしまいます。定期的に立ち上がってストレッチや軽い運動をすることで、体の負担を軽減し、肩こりや首の痛みを防ぐことができます。これにより、作業効率も向上し、より快適に過ごすことができるでしょう。
5:お水をしっかり飲む
肩こりの大きな要因のひとつである血行不良を改善するためには、体内の水分を適切に保つことが重要です。人の体の約60%は水分で構成されており、血液の約80%も水分です。このため、水分が不足すると血液がドロドロになり、血流が悪化します。血液がうまく循環しないと、栄養素や酸素が体の各部位に十分に運ばれず、筋肉の状態も悪化します。
適切な水分補給を行うことで、血行が改善され、酸素や栄養素が筋肉に届きやすくなります。これにより、肩こりの改善に良い影響を与えることができます。日常的にこまめに水分を摂取し、体の水分バランスを保つことが、肩こりの予防と改善に繋がります。
コメント