どうして垂れ乳になってしまうのか、いくつか原因をご紹介します。
加齢とともに自然と垂れ下がってしまうこともありますが、若いうちから垂れ乳になるのには生活習慣や行動が原因です。
1 加齢による垂れ乳
垂れ乳は年齢に関係なく誰にでも起こり得ます。一般的に、年を取るとバストが垂れると考えられがちですが、実際には20代の頃から垂れ乳が始まることもあります。若いからといって油断していると、気が付かないうちに垂れ乳になってしまうかもしれません。ですので、早いうちから生活習慣を見直すことが重要です。
もちろん、きちんとした生活を送っていても、30代から50代になるとバストのボリュームが減少し、重みに耐えられずに下がってしまうことがあります。しかし、加齢以外にも原因があるため、それらをしっかりと把握し、若いうちから日常的にケアを怠らないことが大切です。
2 大胸筋の筋力が低下している
バストは大胸筋によって支えられていますが、この大胸筋が筋力低下すると、バストの重みを十分に支えられずに垂れてしまうことがあります。また、大胸筋の筋力が弱くなると、クーパー靱帯も伸びてしまい、これがバストの支えを失わせる原因となります。これにより、垂れ乳が進行することがあります。
3 クーパー靭帯の損傷や伸びがある
クーパー靱帯はコラーゲンで構成されており、皮膚や乳頭、大胸筋と繋がっています。うつぶせで寝たり、激しい運動を行ったりすると、デリケートなクーパー靱帯にダメージが加わり、伸びたり切れたりすることがあります。このような損傷はバストが垂れる原因となります。クーパー靱帯は一度損傷すると元の状態に戻らないため、注意して過ごすことが大切です。
4 ノーブラの時間が多い
ブラジャーを着用せずに過ごす時間が多いと、垂れ乳の原因となることがあります。ブラジャーはバストの重みを支える役割を果たしており、ノーブラで過ごすと大胸筋やクーパー靱帯に過剰な負担がかかります。この負担が続くと、クーパー靱帯が弱まり、結果的にバストが垂れる可能性があります。
就寝時にはナイトブラなどを使用することで、締め付けを抑えながらもバストをサポートすることができ、快適に過ごすことができます。
5 ブラジャーの着用に問題がある
ブラジャーを着用していても、サイズが合っていない場合や正しく着用していないと、垂れ乳の原因となることがあります。ブラジャーを正しく着用するためには、まず少し前かがみになり、カップにしっかりとバストを入れてからホックを留めます。その後、バストの中心に向けて周囲の脂肪を寄せて集めることが重要です。これにより、ブラジャーがバストをしっかりとホールドし、垂れ乳の予防と美しいバストラインの維持が可能になります。
また、ブラジャーのカップサイズや肩紐の調節も大切です。定期的に下着屋さんでサイズを確認してもらい、適切なサイズのブラジャーを着用することをおすすめします。
6 悪い姿勢で過ごしている
猫背や巻き肩などの姿勢の悪さは、筋力の低下を招き、大胸筋でバストを支えられなくなる原因になります。姿勢が悪くなると、血行も悪化し、バストに必要な栄養素が届きにくくなります。このような血行不良が続くと、バストの健康が損なわれ、垂れ乳の原因となることがあります。したがって、姿勢を正し、筋力を維持することが重要です。
7 出産後や授乳期による下垂
妊娠中はホルモンバランスの変化により、バストが1カップから3カップ程度サイズアップすることがあります。クーパー靱帯は、バストのサイズに応じて伸びていきます。しかし、出産後にバストが元の大きさに戻ったとしても、伸びたクーパー靱帯は元の状態に戻らず、これが垂れ乳の原因となることがあります。
さらに、授乳時には赤ちゃんの吸い込みによってバストが強く引っ張られるため、クーパー靱帯に追加の負担がかかります。これを軽減するために、搾乳機を使用するなどの対策が有効です。
8 皮膚の弾力不足
弾力が失われることにより、皮膚がたるんでしまい、垂れ乳の原因となることがあります。皮膚はコラーゲンなどの成分によってハリを保っていますが、年齢とともにこれらの成分が減少すると、皮膚はハリを失い、たるんだ状態になります。
このようなハリのない皮膚は伸びやすく、バストの重さに耐えられなくなるため、垂れ乳を引き起こす原因となります。皮膚の弾力を保つためには、適切なスキンケアや栄養の摂取が重要です。
9 運動不足による血行不良
運動を習慣化していないと、血行不良が起こり、バストに必要な栄養が行き届かない可能性があります。皮膚のハリを保つためや、クーパー靱帯に必要なコラーゲンを生成するためには、バストには常に栄養が必要です。
運動不足や長時間のデスクワークなどで座りっぱなしの生活を送ると、血行不良やリンパの流れが悪くなり、これが垂れ乳の原因となることがあります。バストの健康を保つためには、定期的な運動を取り入れ、血行やリンパの流れを促進することが大切です。
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